目次
はじめに
「赤ワインって常温で置いて大丈夫?」
「冷蔵庫に入れると味が変わる気がするし、どう保存すればいいのかわからない…」
——これは、初心者からよく受ける質問のNo.1です。
実際、赤ワインは“常温でOK”と思われがちですが、正しい保存環境を知らないと数週間で劣化してしまうこともあります。
この記事ではワイン業界で数え切れないほど赤ワインを扱ってきた経験から、赤ワインを美味しく保つ正しい保存方法を解説します。
こんな人におすすめ
- ワインを数日〜数週間保存したい
- 「常温保存で本当に大丈夫?」と不安な方
- 高級赤ワインを買ったので劣化させたくない
- ワインセラーをまだ持っていないけど工夫したい
1. 赤ワインは常温保存できるのか?
■ 日本の「常温」はワインに過酷
- ワインにとって理想の保存温度は 14〜18℃前後。
- 日本の夏の室温は30℃を超えることもあり、これは「劣化促進装置」と同じ。
- 常温保存が許されるのはヨーロッパの石造り住宅の地下(15℃前後)であって、日本のリビングではありません。
👉 トリビア:
フランスのブルゴーニュでは、代々の家に地下カーヴ(セラー)があり、自然に年間を通じて15℃前後を保ちます。これが「赤ワインは常温保存」というイメージの元祖なんです。

2. 未開封と開封後の保存の違い
■ 未開封
- 短期(数週間以内):冷暗所 or 野菜室
- 長期(数ヶ月以上):ワインセラー必須
👉 プロ体験談:
「冷暗所に置いた赤ワインが半年で煮詰めたジャムみたいな香りに変化したことがあります。温度変化が少ない環境がいかに重要かを痛感しました。」
■ 開封後
- 冷蔵庫保存が基本(酸化を遅らせるため)
- 飲む前に常温に戻す or 30分ほど前に取り出すのがコツ
3. 赤ワイン保存のあるある失敗
- 夏場の部屋に数週間放置 → 酢のような匂いに
- 冷蔵庫に立てて長期保存 → コルク乾燥で酸化
- 開封後にコルクを戻しただけ → 翌日には酸味が強烈(あるある度 ★★★★☆)
👉 プロアドバイス:
「“赤は常温でOK”は誤解。保存は冷やして、飲むときに温度を調整するのが鉄則です。」
4. おすすめ保存グッズ
■ 開封後に便利
- バキュバン ワインセーバー
👉 酸化を遅らせ、数日間美味しく楽しめる
リンク
■ 長期保存を考えるなら
- ワインセラー(小型24本用)
👉 温度・湿度を安定させる“家庭のカーヴ”
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■ 高級ワイン派なら
- コラヴァン
👉 開けずに少しずつ注げるので、長期保存が可能
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まとめ
- 赤ワインは 14〜18℃前後の安定環境が理想
- 日本の「常温保存」は基本NG
- 開封後は冷蔵保存+飲む前に常温に戻すのがベスト
- 保存グッズ(バキュバン・セラー・コラヴァン)を使えば味の差は歴然
大切な赤ワインを最後まで美味しく楽しむために、“常温神話”から卒業してみませんか?🍷
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