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ワインは冷蔵庫で横置き?縦置き?|入門室

はじめに

「ワインって、冷蔵庫で保存するときは横にした方がいいの?縦に立てていいの?」
――これ、ワインビギナーの方から必ず聞かれる質問です。
結論から言えば、長期保存なら横置き、短期保存なら縦置きでも大丈夫です。
ただし「冷蔵庫で保存」という条件が入ると、もう少し細かいポイントがあるので解説していきます。


こんな人におすすめです♪
・ワインを開ける機会はあるけど、セラーまでは持っていない
・普段は冷蔵庫に入れて保存している
・「横置き?縦置き?」でネット検索してしまった
・家飲みワインを少しでも美味しく保ちたい


1. 横置き保存の基本ルール

ワインは「コルクが乾くと酸化が進む」ため、横置きで液体がコルクに触れていることが大切です。

  • コルクが常に湿っている → 酸素が入りにくくなる
  • 長期保存(半年以上)は必ず横置き推奨

ただし、冷蔵庫は家庭用の温度変化や乾燥が大きいので、セラーのような「理想の横置き環境」にはなりません。


2. 縦置きのメリットと短期保存

意外かもしれませんが、数日〜2週間程度の短期保存なら縦置きでもOKです。

  • 横にすると庫内で転がったり、食材に触れてラベルが汚れたりするリスクあり
  • 縦置きの方が場所を取らず、冷蔵庫に入れやすい

👉 私も買ったワインを「今週末に飲む」くらいなら縦置きです。


3. 冷蔵庫保存の注意点

  • 乾燥:家庭用冷蔵庫は湿度が低く、長期保存には不向き
  • 振動:開閉の振動は熟成を乱す要因に
  • 匂い移り:漬物やカレーの隣に置いたら、ワインが泣きます(笑)

👉 つまり、冷蔵庫保存は「一時避難所」であり「長期の寝床」ではない、というのがプロとしての答えです。


4. プロ視点からのまとめ

  • 長期保存 → 横置き(ただしセラーが前提)
  • 短期保存 → 縦置きで十分
  • 冷蔵庫は応急処置、ワインの本宅はセラー

ワインを「冷蔵庫に入れるときは横か縦か?」という問いは、実は「どのくらい保存したいか」で答えが変わるのです。


5. 解決法:冷蔵庫+簡易保存グッズ

👉 プロとして言えば、「結局セラーが一番」ですが(笑)、初心者の方なら 冷蔵庫+保存グッズ で十分美味しく楽しめます。


まとめ

ワインを冷蔵庫で保存するなら――

  • 短期は縦置きでも大丈夫
  • 長期は横置きが基本(ただし冷蔵庫は不向き)
  • 冷蔵庫は“避難所”、ワインの家はセラー

「今週末に飲む」か「来年の記念日に飲む」か。
保存方法の正解は、あなたの飲むタイミング次第です!

▼深堀記事:プロ向けの内容に興味がある方はこちら♪

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この記事を書いた人

ワインガジェット研究所 所長のあおです。
ワイン輸入バイヤー兼ブランド・マネージャーとして長年世界中のワイナリーと関わり、また国内でもレストランやワインショップへの販売、プロ&消費者向けイベントまで幅広く経験してきました。

その中で感じたのは、「ワインは難しいものじゃなく、もっと気軽に楽しめるもの」 ということ。
セラーやグラス、オープナーなどの便利グッズを正しく選べば、日常の一杯がグッと美味しくなるんです。

このブログでは、プロとしての知識と、ちょっとユーモラスな失敗談も交えながら(笑)、初心者から愛好家まで役立つ情報をお届けしています。

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