初心者でもできる!中和のペアリング入門|料理とワインのバランス術

はじめに

「唐揚げを食べたあとにスパークリングワインを飲んだら、口の中がさっぱりした!」
これ、実は “中和のペアリング” という考え方です。
料理の強い特徴(油っぽさ・塩辛さ・辛味など)を、ワインの酸味や甘味、泡で“中和”してくれることで、もっと美味しく感じられるんです。

今回は初心者でもわかりやすい「中和のペアリング」入門編を紹介します。


あお所長

こんな人におすすめ
・ワインの選び方をもっと簡単にしたい人
・料理の後味をスッキリさせたい人
・お酒と料理の「掛け算」を体験したい人


中和のペアリングってなに?

「中和」とは、料理の特徴を打ち消してバランスをとる方法

たとえば…

  • 油っぽい料理 × 酸味のあるワイン → 口の中がリセットされる
  • 塩気の強い料理 × 甘口ワイン → しょっぱさが和らぐ
  • スパイシー料理 × やさしい甘口ワイン → 辛さを中和して食べやすくなる

つまり「足りないものを補う」のではなく「強すぎる要素を抑える」イメージです。


具体例でわかる!中和ペアリング

  • 唐揚げ × スパークリングワイン
    👉 泡と酸味が油を中和、口の中をスッキリ。
  • ブルーチーズ × 甘口ワイン(ソーテルヌ)
    👉 強烈なしょっぱさを甘さで中和。定番の組み合わせ。
  • カレー × オフドライ(やや甘口)のリースリング
    👉 辛味を甘味が和らげてバランス良く。
  • 塩鮭 × ロゼワイン
    👉 塩気をまろやかにして、サーモンの脂を酸味がリフレッシュ。

ちょっとした豆知識

フランス料理の世界では「contraste(コントラスト)」とも呼ばれ、対照を楽しむペアリング として古くから親しまれています。
ワインと料理の「足し算」ではなく「引き算」を意識すると、ワイン上級者に一歩近づけますよ。


「料理の特徴 × 中和するワイン」マッチング表

料理の特徴料理例中和するワインのタイプポイント
油っぽい料理唐揚げ、天ぷら、ハンバーグスパークリング、酸味のある白泡と酸味で油をリセット、口の中をスッキリ
塩辛い料理ブルーチーズ、塩鮭、アンチョビ料理甘口ワイン(ソーテルヌ、リースリング)塩気を甘味が和らげ、バランスが取れる
スパイシー料理カレー、チリコンカン、麻婆豆腐やや甘口の白(リースリング、ゲヴュルツ)辛さを甘味が中和して食べやすくなる
濃い味噌や煮込み味噌煮込み、すき焼き、ビーフシチュー渋み控えめの赤、ミディアムボディ強い味を柔らかい赤でまろやかに

解決策・おすすめグッズ紹介

「中和のペアリング」を体験するには、まずは 飲み比べセット が便利です。
👉 Amazon「世界のスパークリング飲み比べセット」
  例:


まとめ

  • 油には酸味や泡
  • 塩辛さには甘口
  • 辛さにはやや甘めの白
  • 強い味にはやさしいワイン

これが「中和のペアリング」の超入門ルールです。
料理を食べて「ちょっと強いな」と思ったら、ワインで中和してみましょう。きっと新しい発見があるはずです🍷✨

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この記事を書いた人

ワインガジェット研究所 所長のあおです。
ワイン輸入バイヤー兼ブランド・マネージャーとして長年世界中のワイナリーと関わり、また国内でもレストランやワインショップへの販売、プロ&消費者向けイベントまで幅広く経験してきました。

その中で感じたのは、「ワインは難しいものじゃなく、もっと気軽に楽しめるもの」 ということ。
セラーやグラス、オープナーなどの便利グッズを正しく選べば、日常の一杯がグッと美味しくなるんです。

このブログでは、プロとしての知識と、ちょっとユーモラスな失敗談も交えながら(笑)、初心者から愛好家まで役立つ情報をお届けしています。

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