【本音レビュー】コラヴァンは本当に必要?3年以上使って感じたメリット・デメリット

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実はコラヴァンを買った理由は、「ワインを保存したかったから」ではありません。

一番の理由は、高いワインをもっと気軽に飲みたかったからです。

例えば平日の夜。
仕事終わりにボルドーやブルゴーニュを1杯だけ飲みたい日があります。
でも普通に開けるとボトルが気になる。飲み切るほどではない。
そんな時に使うのがコラヴァンです。

私はワインインポーターのバイヤーとして働いていますが、会社でもコラヴァンを使っています。
試飲サンプルの確認や商談、高級ワインの比較試飲など、一度で飲み切る必要がない場面は意外と多いからです。

結論から言うと、コラヴァンは万人向けの道具ではありません。

ただ、

  • 高いワインを無駄にしたくない
  • 一人で飲むことが多い
  • 夫婦で飲む量が違う
  • 家でもペアリングを楽しみたい
  • ワインをもっと学びたい

そんな人にとっては、ワインとの付き合い方を変えてくれる道具だと思います。

この記事を書いた人

Aoあお|Tableside Notes

ワイン輸入バイヤー・ブランドマネージャーとして、生産者やレストランと関わってきた経験をベースに、ワインのある食卓やライフスタイルを発信。

シャンパーニュから深夜のパスタまで、“背伸びしすぎない上質”をテーマにしています。

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目次

私がコラヴァンを使い続ける理由

コラヴァンの魅力は、保存性能だけではありません。
私が最も価値を感じているのは、
「今日は1杯だけ飲みたい」を実現できることです。

以前なら、「全部飲める日まで待とう」と思っていたワインでも、今は気軽に開けられます。

結果的に、高価格帯のワインを開ける回数はむしろ増えました。

コラヴァンは保存グッズというより、高いワインを日常に戻してくれる道具だと感じています。


コラヴァンとは?

コラヴァンは、コルクを抜かずにワインを注げるシステムです。

専用のニードルをコルクに通し、アルゴンガスの圧力でワインを抽出します。
コルクを抜かないため、残ったワインは空気との接触を最小限に抑えながら保管できます。

そのため、「今日は1杯だけ」という楽しみ方ができるようになります。


実際の構造と付属品

写真のように、本体に加えてガスカプセルや交換パーツで構成されています。
*スクリューキャップ用など付属品もありますが、とりあえず使うのは本体とガスカプセルのみ
*オレンジ色は説明書_しっかりと使い方が書かれています

最初は少し複雑そうに見えますが、実際に使ってみると操作はそれほど難しくありません


使い方は意外と簡単

ボトルにセットして、ニードルをコルクへ通します。

あとはグラスへ注ぐだけ。

慣れれば数十秒で準備できます。


なぜ高級レストランでもコラヴァンが使われているのか

以前は、数万円クラスのワインをグラス提供することは簡単ではありませんでした。
開栓した以上、売れ残ればロスになるからです。
そのため、「ワインリストには載っているけれど、ボトル注文のみ」というケースも珍しくありませんでした。

しかしコラヴァンの登場によって状況は変わります。
以前ならグラスでは飲めなかったような高価格帯ワインが、1杯から楽しめるようになったのです。

実際、三つ星クラスのレストランでは用途に応じて複数台を運用しているケースもあります。
白ワイン用、赤ワイン用、熟成ワイン用など、サービス内容に合わせて使い分けるためです。

コラヴァンは保存方法を変えたというより、高級ワインとの距離を縮めた道具と言えるかもしれません。


★3年以上使って感じたメリット

1,高いワインを少しずつ楽しめる

例えば1万円のブルゴーニュ。

以前なら、
「今日は全部飲めないし」
と開栓をためらうことがありました。

でもコラヴァンがあると、
「今日は1杯だけ」ができます。

結果的に、高価格帯のワインを開ける回数はむしろ増えました


2,食卓で複数のワインを楽しめる

これは個人的にかなり大きなメリットです。

・前菜にはシャンパーニュ。
・魚料理には白ワイン。
・肉料理には赤ワイン。
本来なら現実的ではありません。

でもコラヴァンがあると少しだけ近づきます。
ワインを保存する道具というより、食卓の自由度を上げる道具だと感じています。


3,ワイン学習が圧倒的にしやすくなる

ワインを理解する近道は比較試飲です。

シャルドネだけを飲むより、
シャルドネ
ソーヴィニヨン・ブラン
リースリング
を飲み比べた方が学びになります。

コラヴァンがあれば少量ずつ比較試飲できるため、WSETやソムリエ試験の勉強にも向いています


4,ワインの変化を追える

ワインは開けた直後だけが魅力ではありません。
数日後に表情が変わることもあります。
コラヴァンは、そうした変化を楽しみたい人にも向いています。


▲ここがリアル。コラヴァンのデメリット

1,本体価格は決して安くない

まず最大のハードルです。
真空ポンプなどの保存グッズと比べると、価格差はかなりあります。


2,ガス代は意外と見落とされがち

本体購入で終わりではありません。
専用ガスのランニングコストが発生します。(本体購入時に付属してる場合もあります)
ただ、5,000円のワインを半分酸化させてしまうことを考えると、ワインのロスを減らす投資とも考えられます。

>別売品の専用ガス価格を見てみる


3,正直、少し面倒

普通に抜栓する方が早いです。
慣れれば数十秒ですが、手間がゼロになるわけではありません。


4,毎日飲み切る人には不要

家族で毎回ボトルを空ける人には不要かもしれません。

コラヴァンは、「良いワインを少しずつ楽しみたい人」向けの道具です。


私が実際に使っているコラヴァン

正直、コラヴァンは安い買い物ではありません。
ガス代もかかります。少し面倒です。
それでも今壊れたら、私はたぶんもう一度買います。

理由はシンプルです。

「今日は1杯だけ飲みたい」を叶えてくれるから。

それが想像以上に、ワインとの付き合い方を変えてくれました。

>価格をみてみる。私が使っているのはこちら▾


よくある質問

スクリューキャップのワインには使える?

専用アクセサリーを使えば対応できます。最初から付属しているものもあります。

シャンパーニュやスパークリングワインにも使える?

通常モデルでは使えません。
専用のコラヴァン スパークリングがあります。

本当に味は変わらない?

適切に使用した場合、短期間で大きな品質低下を感じたことはほとんどありません。


結論|コラヴァンは保存グッズではなく、ワインとの距離を縮める道具

コラヴァンは決して安い道具ではありません。

一番の価値は、「今日は1杯だけ飲みたい」を叶えてくれることです。

ワインを飲み切らなくてもいい。
だから複数のワインを楽しめる。
だから食卓が少し豊かになる。

コラヴァンはワインを長持ちさせる道具というより、ワインとの付き合い方を少し変えてくれる道具なのだと思います。


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この記事を書いた人

ワイン業界の視点から、
食卓・シャンパーニュ・上質な道具を通して、
「少し良い暮らし」を発信しています。

ワイン輸入バイヤーやブランド業務を通じて、世界各国のワイナリーやレストラン、ショップ、イベントに長年関わってきました。

その中で感じたのは、
ワインは“難しく学ぶもの”というより、
日常を少し豊かにしてくれる存在だということ。

グラスや保存方法、食卓の工夫ひとつで、
いつもの一杯は驚くほど美味しくなります。

このサイトでは、
プロとしての現場経験をベースにしながらも、
初心者の方にもわかりやすく、
「気軽に試したくなるワインの楽しみ方」をお届けしています。

また、食卓やワイン文化についてのエッセイ・コラムは、
note「Tableside Notes」でも更新しています
https://note.com/tableside_notes

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